The Angel's Message

1st Alubum the Angel's message
  • ALBUM : The Angel's Message
  • RELEASE DATE : 2018/04
  • PRODUCTION : LAST LABYRINTH
  • OFFICIAL SITE

Laur 1st ソロ・アルバム
マル秘!楽曲解説

制作秘話や裏話など……

1曲目の「The Angel's Message ft.Sennzai」は、アルバムの表題曲です。VocalはSennzai(Twitter @sennzai)さんにお願いしました。実はこの曲が私が初めて制作した歌物だったので、Sennzaiさんには色々とご迷惑をお掛けしてしまいました;;

私はTwo Steps From Hell、Really Slow Motionから出ているようなTrailer Musicが大好物なので、自分のアルバムに絶対こういう曲を入れてー!!!!という強い意志があったので、このような感じの曲調になりました。Trailer Musicはいいぞ。

この曲の当初のコンセプトは、「全てを知り、全てが見える全知全能の天使が愚かな人類に対しお前らの最期は近いぞという忠告をする」みたいな内容にしようとしていたのですが、全く歌詩が浮かばなかったので路線を変えて「迷える人を救う救済の天使からの言葉」に変えました。

結果、超シネマティックで壮大でド派手な曲調とは裏腹に希望が溢れる感じの内容になりました。正直最初からドシリアスに行くよりこういう内容の曲の方が1st Albumの1曲目に相応しいかなと判断したので、結果的には良かったかなと思ってます。

また、この楽曲からcierraさんにインスピレーションを受けて貰い、あの素晴らしいジャケットを描いて頂きました。デモを送った当初にcierraさんから凄い好評を頂き、とても喜んだという小話を置いておきます。

アルバムやSoundCloudにも記載していますが、下記に歌詞を改めて掲載します。確認したい方は是非!

The Angel's Message 作詞: Laur

夜空に輝く星々のように
それぞれに違う人々の魂
唯一のあなたに不安がありますか?
その恐れはすべて私にください

あなたは あなたのままでいいのです
その魂を解放しなさい
あなたは あなたのままでいいのです
私の言葉を心にとどめて……

果てしない未来への不安が
心の闇を作るの
躊躇いはすべてわたしのもの
明日を信じなさい

確かにその世界は過酷でしょう
けれどまだ未来はある
失望はすべて私のもの
人を信じなさい

あなたが持つ周囲への失意は
己を縛る事になる
希望はすべてあなたのもの
自分を信じなさい

Unknown Civilization

2曲目の「Unknown Civilization」は、1stアルバムがリリースされるほぼ1年前から先行公開していた曲です。

元々は他の曲と同じように1stアルバムの情報を公開するのと同時にこの曲の情報も公開しようとしていたのですが、アルバムが出るのがほぼ1年先だったので、1年もあれば技術や音が大分変わってしまうのでこの曲を腐らせるのは嫌だなという理由で先行公開しました。(一年経ってもかなり良い路線だったのでこの心配は無用でした。)

しかし結果的にそれが大正解だったので、今後もアルバムを作る際は先行公開曲を毎度2曲用意しようと決めるキッカケをくれた楽曲でもあります。皆様、沢山の反応をくださり本当にありがとうございました。

ですので今後はアルバムの内2曲を先行公開、時間を置いて表題曲、ラストの曲を2曲を公開という形で、合計4曲フルで公開する事にいたしました。この方針を変える事は恐らく無いと思われます!

大分話が逸れてしまったので曲自体の解説をいたします。

この曲を作った位の時期から今私が作る曲の基本スタイルである「生楽器とクラブミュージックの融合」を確立したので、その試みの最初の実験体として生み出された楽曲です。
この曲場合は民族楽器とComplextro、Bigroom Houseを融合させました。今聴いても結構好きです(自画自賛)

とりあえず、この曲は今の自分のスタイルを確立させるキッカケとなった自分にとっても重要な楽曲です!

3曲目の「Viyella's Memory」は、「昔の自分の曲が好きだった人向けに作ろう」というコンセプトの元製作された曲です。

知ってる人はごく一部かと思われますが、実は曲を作り始めた当初私はこういうスタイルの曲しか作っていませんでした。音ゲー風のリズム隊にピアノやらヴァイオリンやらが乗るという感じの奴ですね。

以前身内にラウルくんのああいうスタイルの曲をまた聴きたいな~と言われたので、よっしゃアルバムに1曲はそういう感じの奴を入れるぞと思ってこの曲は作られました。やはり高校生の時と今とじゃ全く技術力が違うので、今の技術で昔みたいな路線の曲を作ったら我ながら良い出来になりました。

2018年の夏にSDVXにて配信された「Absolute Domination」も、実はこの曲を元に作られています。この曲をより音ゲー寄りに、かつボス曲になるように作るぞ!って思って出来たのがあの曲です。

実はこの曲は私のアルバムの中で6曲目のSound Chimeraと並んでとても人気の曲なんですよね。皆様本当にありがとうございます。反応が非常に良いため、この路線の曲は今後もぼちぼち作っていこうと思います。

また、この曲はArcaeaに収録されている「cry of viyella」の続編でもあります。cry of viyellaもまた知ってる人は極一部だと思われますが私の過去曲「Lonely Girl」という曲の続編(という名のリメイク曲)なので、

Lonely Girl → cry of viyella → Viyella’s Memory

という順番で続いています。今後この路線の曲を作る時は曲名を「Viyella’s ○○」に統一しようと考えています。(Absolute Dominationは例外ですが)

Viyella’sという単語が見えたら、あっあれ系か!!って思ってください!

4曲目の「Experiment」は、「[Unknown Civilization]とは違った形の民族楽器 × ベースミュージックって感じの曲を作ろう!」という考えの元生まれた曲です。Unknown Civilizationが独特な展開をする個性的な曲だったので、こちらはザ・ダブステップって感じの至ってシンプルでかつみんな大好きな感じのドロップに、民族楽器を使って怪しくでも格好良いみたいな感じの曲にしようと思って、大体理想通りの形となりました。

実は私、”1st Dropのビートを刻む速度を倍にした2nd Drop”というのが大好きなんですよね。(例:Skrillex - First Of The Year)
同様に、1st Dropのキックが4つ打ちになった2nd Dropも大好きです。なので、どうせこういうザ・ダブステップみたいな曲を作るなら自分が好きなこの要素を入れてやるぞ!と思って入れました。

こういうスタイルのダブステは実は初めて作ったのですが、結構楽しかったので今後も作るかもしれません。

5曲目の「Destructive Creature」は、2017年春M3にリリースされたAgression Audio様の「MISFIT」というアルバムに収録された曲をこちらのアルバムにも収録させて頂いたという経由がございます。

実はこの曲で初めてクロスブリードを作ったのですが、正直今後これ以上のクロスブリードを作る事が出来るのか…?と思うほど、当時の実力以上の曲に仕上がってしまいました。

この曲はとにかく無機質で異質でドス黒い感じです。クロスブリードの格好良さは無機質さと重い音にあると思っているので、自分が出来る範囲でそれを再現しました。
(ソース元:◯eath◯achine)

その要素に加え自分が得意とするボスっぽいオケをぶっ込んだら、なんというかいかにも「Destructive Creature」って感じの曲になりました。自分のDJでも使用率がとても高い1曲です。

Sound Chimera

6曲目の「Sound Chimera」は、「全体通して雰囲気は統一しつつも途中でキックベースのジャンルが変わる曲ってめっっっちゃ良いよね!!俺もああいう曲作りたい!!!」という考えの元生まれた曲です。

具体的に1曲挙げると、Tromatyk VS PatternJ - Fuckedという曲が滅茶苦茶好きで、同じような事してやるぞ!と思ったらこの曲が出来ました。

Sound Chimeraという曲名も、この曲は主に「民族音楽」「Psychedelic Trance」「Frenchcore」という3つの要素が合わさった曲なので、キメラってなんとなく3つ頭があるイメージがあったので音のキメラって感じで良いかなという発想に至りこの曲名になりました。

途中でBPMが190から138に落ちるので、DJの際にハードテック・フレンチコア周りからプログレサイケ等にそのまま繋ぐ事が出来る便利な曲でもあります。

この曲は先述の通りViyella's Memoryと並んでアルバム内の人気曲です。ありがとうございます。

フレンチコア、ハードテック、サイケ周りと民族楽器の相性は非常に良いので、この辺りを融合させた曲は今後も作っていきます。

7.PRISTINE

7曲目の「PRISTINE」は、Arcaeaに収録されている私の楽曲「PRAGMATISM」の続編曲です。続編という事で、イントロにPRAGMATISMのピアノリフを入れたり、ドラム周りの編成をそのままこの曲に使用したりしています。

実はPRAGMATISMって大学に入ったばかりの頃に作った曲なのですが、中々PRAGMATISMと同様かそれ以上のミックス精度を持った曲にならなくて滅茶苦茶苦労しました。あの頃の俺すげーってなりました。

少し話が逸れますが、私が作曲をするにあたり常に自分に定めてるルールがありまして、それは

「過去の自分を毎回必ず超える」

です。
なんというか、今の自分が滅茶苦茶難航して生み出した曲が過去の自分の曲に劣っていたら、その曲が完成したその時から今この瞬間までの時間全てを否定された気分になるんですよね。

なので毎回絶対過去の自分を倒す!!という強い心意気を持って曲を作っています。

しかし最近になって(ありがたい話ではあるのですが)タスクが滅茶苦茶増えてしまい、自分が満足出来るクオリティにするまでの製作時間を1曲に割けない環境になってきました。
本当はもっと良い曲に出来るのに時間が間に合わないから妥協しようというのが今まで無かったので、これを受け入れるまで相当なストレスを抱えましたが、最近になってようやく割り切れました。

なので最近は……

“時間を割ける曲は全てにおいて過去の自分を超えに行こう、時間が無い場合は何か1つ(作曲、ミックス、キックベースのクオリティ、展開の質、上物の格好良さ等)でも良いから過去の自分を越えよう”

という考えに変わりました。というわけで、この曲は過去の曲(PRAGMATISM)を超えるのに中々苦労しました!というお話です。

曲に関してですが、全体的にPRAGMATISMと比べクラシカルな要素を大幅に増やし、精一杯フリーダムな展開をさせた曲となっています。ヴァイオリン音源も当時使ってた物とは違う物を使用しているので、よりクオリティの高いヴァイオリンになったと思います。

しかしこの手の曲、本当に作るのが大変なのでこれと同じような曲を作ってくれという音ゲー運営からの依頼が来ない限りはもう作らないと思います。要望が強ければまた同じような曲を今後のアルバムに入れるかもしれません。

Longinus

8曲目の「Longinus」は、2017年秋M3にリリースされたIllegal wave Records様の「METAMORPHOSIS」というアルバムに収録された曲をこちらのアルバムにも収録させて頂いたという経由がございます。私が初めて作ったMainstream Hardcoreというジャンルに属する曲でもあります。

以前から明るい洋楽っぽいメタルとMainstream Hardcoreって合うだろうな~と密かに思っていたのですが、技術が追いつかずに作れずにいました。しかしこの曲でようやくそれが実現しました!

ボーカルに関してですが、実はこれサンプリングを使用しているので歌詞は私自身もわかりません!たまにLonginusの歌詞を教えてくれという問い合わせを頂くのですが、毎回お答え出来ずにいます。申し訳ないです。この曲はこのサンプリングのボーカルを軸に作成されました。ボーカルに合うコードを自分で付け、ボーカルのキーに合わせて全体を作成した……という楽曲です。

私が作るメタル×クラブミュージックというスタイルの楽曲を好んでくれる方がありがたい事に結構な数存在していまして、私自身もお気に入りのスタイルなので似たような物を今後も作っていこうと思います。いつかちゃんと人に歌って貰った上でのこんな感じのハードコアを作ってみたいですね!

Universum

9曲目の「Universum」はUnknown Civilizationと同じく、先行公開曲としてアルバムリリース前にフル尺で公開していた楽曲です。私が大好きなアーティストである「Xtrullor」というアーティストの作風をリスペクトしています。

この手の楽曲はOrchestral Dubstepと呼ばれるジャンルに属しますが、この曲のようにダブステのビート上にオケサウンドを融合させるのはミックス的な意味で大変困難でした。私は普段ベースミュージックは作らないので尚更難しかったです。

彼は割とシリアスな感じのオケをダブステと混ぜているので、私は綺麗で壮大な感じのオケをダブステと融合させようと思いながら製作した結果、宇宙を連想させるような内容になったのでUniversum(ラテン語で宇宙という意味です)という曲名を付けました。

正直な事を言いますとこの曲は今の技術で作ったとしたらもっとより良い物になったと思うので、セカンドアルバムでもOrchestral Dubsutepを入れようと考えています。次の曲はこの曲より遥かにレベルの高いものとなっている筈なので、楽しみにして頂けたらと思います!

10曲目の「Where's My Mom?」は、「ホラーな雰囲気をRawstyleで表現した曲を作ってみよう!!」という考えの元生まれた曲です。

DJでは主にRawstyle独特のダークな雰囲気に一気に持って行く際によくこの曲を使います。
DJで使いやすいようにイントロに16小節キックを入れはしましたが、全体通してドロップはなんと32小節しかありません。Rawstyle要素より、ホラーな要素というか緊張感を感じて貰いたかったので、意図的にドロップは短くしました。

全体的にホラー的なサウンド、不安になる子供の声、不気味なオルゴール、シャウトという要素に加え、叫ぶようなスクリーチで曲のホラー感を演出しています。ブレイクにある壮大なSupersawパートが個人的にお気に入りです。

実はこの曲は元々全然違う声ネタが入っていたのですが、WIPをTwitterに上げた所某氏に

「この女の子のボイスは◯◯(ゲーム)からのサンプリングですかね?良いっすね!!」

と言われ、おいおいおいおいおいおいフリー素材として某サイトに上がってたからDLしてきたのにゲームからのサンプリングかよ!!使ったらマズい奴やんけ!!!ネット怖!!!!!!ってなった経由があります。どの辺の声ネタが差し替えられたのかはご想像にお任せします。

11.End of The World

11曲目の「End of The World」は、「世界が終ってそうな世紀末な背景が浮かぶ曲をハードコアで表現しよう」という考えの元生まれた曲です。この曲とアルバム12曲目のInto The New Worldは実は2年以上前から構想があった曲です。

1stアルバムを作る事になったら絶対最後の1個前で世界を終わらせて、最後の曲で世界を再構築してスッキリ終わらすぞ!!!!と考えてたので、実現出来て良かったです。曲の2:54辺りから始まるノイズで世界に変化が訪れ、時が止まり、その後のSupersaw辺りから世界が終わって行くのをなんとなくイメージして製作しました。

曲自体はTrailer MusicとMainstream Hardcoreを融合させた楽曲です。やっぱりこんな感じのオケサウンドは反則級の格好良さを持っていますね。超格好良いMainstream Hardcoreに超格好良いTrailer Music風のサウンドが合わさったら、そりゃ最強になります。

実はこの曲、私が作り出したクラブミュージックの中では一番自己評価が現状高い曲となってます。
また、この曲で初めてハードコアのキックが鳴ってる中上物としてオケを鳴らすという試みをしました。Frenhcoreではよくやられている手法なのでMainstream Hardcoreでも行けるのではと思い試しましたが、結果的に大成功したのでこの組み合わせは今後も活用していきます。

ちなみにこの曲はDj Mad DogさんのDogfightという曲を大きくリスペクトしています。あの曲はMainstream Hardcoreが持つ格好良さを全て兼ね備えてる完璧な曲だと僕は思っているので、あの曲の要素をこの楽曲でも活かさせて頂きました。

DJする時はほぼ必ず流す曲となっている程、自分でも好きな曲です。

Into The New World

アルバムを締めくくる12曲目の「Into The New World」は、

「End of The Worldで世界が終焉を迎えた後、全ての穢れが消え去り光と自然と希望に満ち溢れた新しい世界へと世界が再構築される。」

このようなイメージを持って製作された曲です。聴いている人を聴き込ませるような緊張感を持ちながらも、それは決して暗い訳でもシリアスな訳でもなく、明るく心に染みる壮大な楽曲にしようと考えながら作りました。

実はこの曲、製作に3週間掛かりました。今まで作ってきた曲の中で圧倒的に一番時間が掛かっています。学校がある中での3週間とかじゃないですからね、大学4年の春休みを3週間分使って作ったという事です。3曲分の労力をこの曲に費やしました。それだけの熱意と愛情を込めてこの曲を作りました。

僕本当は激しい曲よりこういう曲の方が好きなんですよね。でも今まで作った事が無かったので、初の試みを色々と試しつつ組み込みつつ本当に頑張りました。

先程製作に3週間掛かったと述べましたが、実はこの曲を製作する期間は1ヶ月設けてました。どんなに気になる部分が後々出来ても、修正を繰り返しても、1ヶ月あればまぁ終わるだろうと考えていたのでそれ位時間を用意しました。

曲自体は綺麗なピアノ、ピアノとヴァイオリンのデュオ、壮大なオケ、オルゴール、ロックバラードという5つの要素が展開していく内容となっています。一番大変だったのがソロヴァイオリンの打ち込みです。もうこれ本当に大変でした、これだけで数日使いました。

他の曲はBPMが早かったり他の音がド派手だったりである程度打ち込みが雑でもそれっぽく聴こえたのですが、これは後ろがピアノの伴奏しかないので打ち込みの粗が全て前に出るんですよね。もうそれが本当に大変で、ひたすら微調整の嵐でした。正直ソロヴァオリンの打ち込み自体はこれでもまだ満足はしていないです。でも当時の技術と気力ではこれが精一杯でした。まぁこれでも悪くは無いと思いますけどね!

本来自分が一番好きな傾向の曲調であり、かつ最大限の時間と労力と愛情を注いで製作した曲なだけあり、僕が生み出した作品の中で現状一番好きな曲です。僕自身がこの曲を毎日聴いています。

今後アルバムを出す時は毎回必ず1曲目は歌唱曲を入れ、必ず最後の曲は何かしらストーリー性を持たせた最低7分位はある長い曲を入れる予定です。今後ともよろしくお願いいたします。